依田会長
 
(一社)京都府介護老人保健施設協会
第7期(令和6年度)会長就任にあたって
 
 令和6年5月24日の京都府介護老人保健施設協会第13回定時総会におきまして第7期の会長就任が承認されました。最初に就任したのが令和2年で新型コロナウイルス感染症の蔓延が第一次のピークを迎えている最中でした。殆どの会議がWEB形式で行わざるを得ない状況でしたが、昨年5月8日に新型コロナが、季節性インフルエンザ並みの「5類感染症」へと変更になり、市中には海外からの観光客が溢れています。しかしながらウイルスの性質が変わったわけではなく、その感染力はさらに強化されたかのように思われます。さらに、各種補助金が打ち切られ、高齢者施設ではより厳しい戦いが続いています。
 本年度は医療・介護報酬の同時改定の年に当たります。諸々の物価高騰、賃金上昇等の嵐が吹き荒れる中、介護従事者の待遇等も考慮すべく、介護報酬も上昇改定となるよう期待していました。プラス改定となったのですが、様々な厳しい条件が付与されてまいりました。
 また今年度からは京都府保険医療計画、第9次京都府高齢者健康福祉計画等が新たな計画として始まることになっています。その様な複雑な状況下ではありますが、新たな理事にも加わっていただき第7期のスタートを切りました。
 コロナ蔓延下では理事会を始め殆どの会議がオンライン形式での開催になりましたが、その有用性を残しつつ対面での会議も増やしております。昨年4年振りに集合形式で行った「第29回京都府老人保健施設大会」が今年度は、「第22回全老健 近畿ブロック介護老人保健施設大会in京都」として行われることになっております。
 言い尽くされてきた「少子高齢社会」、当協会もその果たすべき役割が、高齢化の進行とともに次第に大きくなっていくと思われます。微力ではありますが関係団体等と連携を取り、しっかり取り組んでいこうと思いますので、ご指導・ご支援賜りますようよろしくお願いいたします。

一般社団法人 京都府介護老人保健施設協会
会長 依田 建吾