介護分野における生産性向上😄

 生産性向上とは、一般的に「持てる労働力や設備などの資源を活用し、生み出す成果や生産物を向上させること」を言いますが、介護の分野では少しその意味合いが異なるものとなります。

介護分野における生産性向上とは、
・業務を見直し、限られた資源(人材など)を用いて一人でも多く
 のご利用者に質の高いケアを届ける。
・改善で生まれた時間を有効活用して、ご利用者に向き合う時間を
 増やしたり、自分たちで質をどう高めるか考えていくこと。
つまり、「介護の価値を高めること」を指します。

その具体的な取り組みとしては、以下の7つが挙げられています。
1.職場環境の整備
 (5S「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の推進)
2.業務の明確化と役割分担
 (作業や役割分担、介護ロボット等の活用)
3.手順書の作成
 (写真やフロー図も含めた手順書の作成)
4.記録・報告様式の工夫
 (介護記録の電子化、情報の一元化)
5.情報共有の工夫
 (インカム等の活用)
6.OJTの仕組みづくり
 (教育内容の統一と教え方のトレーニングを実施)
7.理念・行動指針の徹底
 (理念・行動指針の再確認と浸透)

 これらの中でも取り組み数が多いものとして「4.記録・報告様式の工夫(介護記録の電子化、情報の一元化)」があります。現在、老健施設でも記録の電子化が進んでおり、多くの施設で建物内のWi-Fi環境整備や、スマートフォン・タブレット等を使った記録が導入されています。記録の電子化は記録が容易になるだけでなく、リアルタイムな情報を事業所内のどの端末からでも確認できるという利点もあります。また、記録はご利用者ごと、項目ごとにデータとして蓄積されていくため、より良い支援やサービスの提供に大いに役立つものとなります。記録の電子化によるデータ管理をクラウドで行うことにより災害時等に記録の消失を防止でき、通信環境が復旧すれば直ちに記録にアクセスできるという利点もあり、BCP対策としても有効です。

 生産性向上の取り組みは、上記の「4.記録・報告様式の工夫(介護記録の電子化、情報の一元化)」以外についても非常に効果のあるものばかりです。 老健では「介護の質を高める」ため、引き続き生産性の向上に取り組んで参ります。時代に合わせて進化する老健にご期待ください!