紫外線と高齢者について🌞

 夏と比べると日差しが心地よく過ごしやすい春ですが、太陽の位置が高くなるのに合わせて紫外線はどんどん増えています。紫外線が身体に及ぼす影響を知り屋外などでの生活を楽しんでいきましょう。

1.紫外線による皮膚への影響
 人の皮膚にはもともと、紫外線から身を守る仕組みが備わっています。最も強力なのはメラニン色素による光線防御の仕組みです。メラニン色素は紫外線等を吸収し、皮膚の細胞のダメージを防ぎ、修復する仕組みがありますが、細胞の損傷が度重なると、皮膚がんの原因となったりしますので、日光浴時間などに注意していきましょう。また湿布薬を使用している方で、紫外線を浴びると湿布薬の中に含まれている成分で皮膚が炎症をおこして赤くなり、ひどいときはただれてしまうことがあります。湿布薬による光線過敏症に注意しましょう。

2.紫外線による目への影響
 紫外線角膜炎
 強い紫外線を浴びたときにみられる、急性の角膜炎です。
 白内障
 紫外線は長い時間をかけて水晶体に吸収され、それがこの病気の原因のひとつとされています。

3.紫外線とビタミンDについて
 ビタミンDは食物からも取ることができますが、それ以上に日光を浴びることで人の体内でも作られます。丈夫な骨の形成にはカルシウムだけではなく、ビタミンDが欠かせません。ビタミンDは腸からのカルシウムの吸収を2~5倍に増加させ、骨へのカルシウム沈着を調整して骨の形成を促進します。

4.紫外線の殺菌力について
 殺菌力は太陽光線中の紫外線の作用によるもので、紫外線を微生物の細胞に吸収させて死滅させることが出来ます。

 年齢を重ねるとともに紫外線を浴びる重要性は高まりますが、肌の老化や皮膚がんのリスクも高まると言えます。良い効果と悪影響が表裏一体といえる紫外線ですが、(1)紫外線の強い時間帯の外出は避ける。(2)日傘や帽子、サングラスを利用する。(3)日焼け止めを上手に使う。などリスクを最小限に抑えながら、必要な日光浴をするようにしましょう。