結核について🫁

 結核は、空気中に存在する結核菌を吸い込むことで起こります。多くは自身がもつ免疫によって発病は抑えられますが、体調不良時に肺の中の結核菌が活動を始めることにより症状を引き起こすことがあります。生後1歳になる前に接種するBCGワクチンは結核の重症化を予防する効果があるため、現在ではほとんどその病名を聞く機会がなくなりましたが、以前は国民病と呼ばれるほど蔓延していた我が国最大の感染症です。蔓延していたころに感染し、年月を経て高齢者となり体力や免疫力が低下して発病しているケースが多いと言われています。老健施設で働く職員は、ご利用者から感染し自覚症状のない保菌者となって感染拡大とならないために、ご利用者の身体状況を把握し、異常の早期発見に努めています。

 結核とは、結核菌によって主に肺に炎症をおこす病気です。保菌者の咳などで飛び散った結核菌を吸い込むことで感染します。空気感染です。会話で1m・咳で1.5m・くしゃみで3mのしぶきが飛ぶといわれていますので、以下の症状のあるご利用者の対応には充分注意します。

 感染と発病は違います。感染してもすぐに発病するわけではありません。通常は免疫により結核菌の増殖を抑え込みます。

症状は、
(1)2週間以上続く咳
(2)痰・血性痰
(3)呼吸困難
(4)体重減少
(5)微熱
(6)寝汗
(7)倦怠感
です。症状を知っておくことで早期発見ができ、早期対応ができますので何か変だなと思う時にはいつでも職員で情報共有できるように努めています。

 結核は、肺だけでなく全身のどこでも侵す可能性のある病気です。肺結核が8割を占め、2割を頚部リンパ節結核・腎結核・脊椎カリエスなどの肺外結核が占めます。肺外結核だけなら通常他の人に感染させることはありません。