老健のリハビリ 在宅生活から施設生活まで💪

 老健のリハビリにはデイケアや入所サービス、訪問リハビリなど様々な役割がある事はご存知だと思いますが、それぞれが独立しているのではなく、皆様の生活を継ぎ目なくサポートする役割もあります。

 今回は老健のリハビリの利用方法を、とあるご利用者Aさんを例に紹介します。

 娘夫婦と在宅生活を送っているAさん。最近元気がなく「運動不足で階段を上るのが辛くて」と訪問リハビリを利用するようになり、運動の機会が出来たこととリハビリ職員が提案した自主トレーニングに励むようになり、階段昇降も楽になってきました。訪問リハビリはリハビリ職員がご自宅に訪問し、実際に暮らしている環境で行うリハビリなので、より実践的なリハビリを行う事ができます。

 すると今度は、「一人では外出できないのでお友達と話す機会がない。認知症になったらどうしよう」と心配されていた為、訪問リハビリを終了し、通所サービスのデイケアを提案しました。最近では1時間利用や半日利用も選べるようになったので、リハビリと社会参加を目的に週2回、半日ずつ利用する様になり、他のご利用者との交流も出来て表情も明るくなってきました。

 ある日、「今度、娘夫婦が旅行に出かけるので一人では心配です」と相談をされたので、宿泊サービスであるショートステイを提案しました。ショートステイを利用中に、施設でリハビリを提供しますが、訪問リハビリやデイケアの担当職員から自宅環境や訓練内容などの情報共有をすることで、入所中も必要なリハビリをしっかりと行う事ができました。

 在宅生活に戻ってからしばらくして、Aさんから「トイレに行こうとして転倒した」と連絡が入りました。「骨折は無いが転倒した後、動き難くなってトイレに一人でいけない」との事で、1ヵ月間入所して頂く事となりました。これまでの情報と照らし合わせて、自宅の環境を想定した具体的なリハビリにより在宅復帰を目指しますが、今後の在宅生活に不安を感じられた為、少し先を見据えて、転倒予防のために自宅に手摺を設置する事になりました。

 1か月後、トイレを一人で使用できるようになり、再びデイケアを利用しながら在宅生活に戻る事ができました。

 これはほんの1例ですが、もちろんリハビリ以外にも多くの職種が関わるので、多角的な評価のもと、1つの施設で様々なサービスを提供できるのが老健のリハビリの強みです。

 様々な生活のサイクルの中で、その時々に必要な老健のサービスを利用して頂くことで、継ぎ目のない生活のサポートが出来ると考えています。