在宅復帰の事例🛖

 介護老人保健施設は、地域に開かれた施設を目指し、中間施設(病院と自宅の中間に存在する施設)として在宅復帰される方がおられます。私達が経験した在宅復帰の事例を紹介いたします。

 何度も在宅と施設を交互利用されている方で、認知症が進行し、独居生活で家族の援助もなかなか充分に受けられず、徐々に地域の方の協力や行政との連携が必要になってきたケースがありました。

 カンファレンスでは、民生委員・自治会長・市役所職員・地域包括支援センターの方が参加され、担当ケアマネジャーを中心に連携方法を話し合う場があり、ご家族にも参加していただき、現在の状況を把握してもらえるようにしました。外に出て帰り道が分からない様子等を見かけたら、民生委員・自治会長・各サービスの方が声を掛け、自宅まで送っていただき在宅生活を送ることが出来ています。地域の方や各サービスの方との連携をとることで、対応が出来たように思います。民生委員の方は、地域で出来る限り在宅生活を応援していきたいと思っていましたので、カンファレンスで情報共有が出来た事で支援しやすくなり有意義な場であったと言われていました。

 介護老人保健施設では、在宅復帰をイメージしたケアが必要になります。現在、コロナ禍で出来る事が限られている部分もあり、取り組みが難しい状況もあります。ご利用者を主体に出来る事を考え、ケアにあたっていきたいと思います。

 介護老人保健施設の役割でもある地域に開かれた施設を目指し、またご利用者には施設で出来る事を考慮しケアにあたり、ご家族に対しては小さな変化も伝えながら信頼関係を構築していき、地域の方には受け入れてもらえるような発信が必要であると感じているため、日々のケアを発信出来るように努めていきたいと思っております。