介護老人保健施設のケアマネジャー👩💻 介護保険制度が創設されてから、早20年が経過する中、介護保険の利用の仕方もようやく、多くの方々に広く知られるようになりました。 皆さんは、ケアマネジャーという職種はご存じだと思いますが、一般的には、自宅でご生活をされている方の介護相談や介護サービスの計画、サービス調整等してくれる方のことを思い浮かべられると思います。しかし、介護保険には施設サービスもあり、自宅で生活をされる方と同じように、施設にも相談やサービス計画の作成等を行うケアマネジャーがいます。 ここでは、各施設で異なるところもありますが、介護老人保健施設のケアマネジャーの仕事を少し紹介させていただきます。 【施設内でのネットワーク】 施設ケアマネジャーの最大の役割は、ケアプラン(施設サービス計画書)の作成です。プラン作成の考え方は、「ご本人(高齢者)の心身の能力に応じた自立した生活ができる、また生活の質を高める」を目標に進めていきます。 老健は、リハビリの施設であるため、まずご本人ができていること・できていないことをしっかりと分析(見定め)し、必要に応じて支援をします。つまり、できていることは、より安定してできるように、できていないことは、介助・励ましなどを行うことで、能力を引き出せるように支援計画を立てています。 また、老健では様々な職種が連携し、チームとなってケアを提供しています。ご家族・知人などのご協力も得ながら、各職種の専門性を発揮し適切な援助が行えるようにマネージメントすることも役割の一つです。 施設のケアは施設内で完結するのではなく在宅復帰を目指すために支援する役割もあり、居宅介護支援事業所のケマネジャーや関係サービス事業者・機関、地域の人々との連携や協働も行います。 【コロナ禍での在宅訪問の様子】 在宅復帰については、心身の状態の重い軽いに関係なく、まず、ご本人の思いやご家族の思いを大切に、また生活環境などに基づいて取り組みをしています。 具体的には入所前に訪問し、ご本人やご家族がどうすれば、自宅でうまく過ごせるかを確認して、リハビリ・生活の過ごし方(訓練)などを施設サービスへ反映させます。 また、一定期間の入所後、退所の約1ヶ月前には、ご本人やご家族、サービス事業者などと再度訪問し、施設で行った訓練の成果を確認して残された課題を整理し、在宅に向けてさらに準備をしていく流れで進めています。 ただし、ここ最近は新型コロナウイルスの影響で、在宅復帰への取り組みが以前と同じようには行えません。感染しないよう三密などに注意してマスク、消毒などの感染予防対策や訪問時間の短縮などの工夫をしながら、日々在宅復帰への働き掛けを続けています。 |